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大メーカーが資本力で消費者を
囲い込む商法は終わりにしよう(2/2)
今でも過去の栄光を忘れられない大企業が、残り少ない資本力で強引にビジネスを進めようとすると...
- 業界団体を作って、仲間内で規格制定を進めてしまう
- 例えばUSB...珍しく成功した例
- 決定された仕様は全て公開されている
- 新規仕様を提案したり、ロゴを使用するためにはお布施が必要
- だから会員じゃないメーカーが策定したDoPはUSBの規格に入らない
- 囲い込みしたものの、消費者に訴求が足りない例 DLNA,HDMI,Thunderbolt
- 著作権保護技術が絡むので、全仕様を公開できないのはわからなくもない
- 相互接続性に難あり(特に異なるメーカーを組み合わせた場合)
- 「欲しいのはこれじゃない」と考える消費者との間に温度差がある
- できることとできないことの区別が消費者にわからない
- 規格の頻繁なバージョンアップで古い機種が取り残される
- それどころか以前できたことが後からこっそり禁止される
- (PS2のDVD再生をアナログRGBに出力するとか、CATVセットトップボックスのD端子にアナログハイビジョン画像を出力するとか)
- 機能を欲張ったせいで、全機能を実装した商品がなかなか出てこない 仕様が矛盾していて実装不可能だったり
- 機能中心でユーザーインターフェースが置き去りだから使い勝手に難あり
- ディジタルTVのメニュー階層なんて、全メーカーで統一してもよいと思う
- 我が家のディジタルTVとメディアプレーヤーでリモコンを見比べると、4色のカラーボタンの順番が違う →大丈夫か?AV業界
- DLNA業界団体が内輪で盛り上がっているうちに...
- 自動車内部のLANにビデオ/オーディオ/同期情報を流すオープンな規格(IEEE1722,IEEE802.1AS)が制定されている
- オープンなのでそのうちLinuxに実装されるに違いない
- そのうちDLNAに置き換わると、中田は予想している