オーディオ出力の個人的評価 | |||||||||||||||||||||
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説明電流帰還アンプを試していて、経験したことや感想をまとめてみます。 ※あくまで個人の感想であり、全ての人に効果を約束するものではありません。 | |||||||||||||||||||||
増幅方式別出音の比較アンプの方式別に出音の傾向を書いてみます。
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音源別出音の比較音源別に出音の傾向を書いてみます。
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D/A変換方式別出音の比較D/A変換方式別に出音の傾向を書いてみます。
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以上の評価を説明する仮説 2018年3月22日追記初期のCDを市販の機材で再生すると、ディテールがぼやける件この理由は、一般のオーバーサンプリング型DAC(BurrBrownブランドに代表される)の内部オーバーサンプリング処理で用いられるディジタルフィルタの演算精度が低いからと予想されます。 詳細は、第13回1bit研究会で発表しました。 録音レベルが低いほど、演算精度の影響が大きくなると考えています。 Webmasterの手元では、ソフトウェア32bit浮動小数点精度で8191タップのFIR処理していますが、いい音が聴けます。 一般の人が同じ音を聴きたかったら、CDをリッピングして、Audacityでレベル調整して、高精度のオーバーサンプリング処理をしてからNOS(Non Over Sampling)型のDACで再生すると、同等の音が聴けるでしょう。 1990年代以降にマスタリングされたCDの低音が出すぎる件この理由は、いくつか想像できますが確信はありません。 Webmasterが考える理由は以下です。
ちなみに、ディスコ、クラブなどのダンス音楽向けにリミックスされた音源の低音強化の話をしているわけではありません。 一般的な流行音楽の話です。 電圧帰還アンプの少音量再生でf特がフラットではない件こちらに理論を書きました。 フルデジタルアンプの出力で高域にノイズが乗る件デジタルアンプ最終増幅段が、きれいな矩形波を出力できないからと考えます。 グラフやオシロスコープ上で長方形に見えるパルスが出て欲しいところですが、FETの応答速度は無限大ではないので、パルスの立ち上がり、立ち下がりがなまって、波形歪となります。 初期のLPFを組み込んだデジタルアンプでは、1サイクル中に+パルスと−パルスが組になって出ていたので、歪が打ち消し合っていましたが、最近では+だけ、ーだけの出力になり、歪が無視できなくなりました。 歪の影響度合いが大きくなるのは、PWMパルス長が短い時なので、高域のノイズとして聴こえるものと考えています。 この問題は、webmasterが2017年に取得した特許で解決しました。 詳細は、Kindle書籍で説明しています。 2.8MHzのΔΣ高品質再生時にフェードアウトでノイズが乗る件
2.8MHzのΔΣ高品質再生時にフェードアウトでノイズが乗る件 2018年3月17日追記ノイズの出方に偏りがあることに気づきました。
早い話が、PS3を使ったSACDのリッピングがまだ合法だった頃にリッピングしたDSFフォーマットのデータだけにノイズが乗ります。
その後の調査で、2017年前半にwebmasterがコーディングした再生アプリのソースコードがなくなっていることが判明しました。 2017年6月にコンパイルしたバイナリでは、DSFファイルの末尾を問題なく再生できていたのですが、2018年2月に確認したところソースコードもRCSにチェックインしたファイルも日付が古くなっていて、バグがあります。 デバッグしたところ、DSFファイルの末尾も問題なく再生できました。 DAC LSIのD/A変換精度の件 2018年3月22日追記DAC LSIがCDDAを精密にD/A変換できていない疑惑を確認するためのツールを こちらに用意しました。 Webmasterが確認したところ、ESSやBurrBrownのDACから電圧帰還アンプを通しても、精密な変換でよりディテールが聴き取れるようになりました。 「そんなものはプラシーボ効果に違いない」と言い張る人は、自分の耳で確認してください。 続きは暇ができたら書きます。 | |||||||||||||||||||||
2018年11月16日インターナショナルオーディオショウの感想 2018年11月19日追記インターナショナルオーディオショウへ行ってきたので、感想を書きます。 一言で書くと、最新フルデジタルアンプの出音から高域のノイズ感がなくなり、独特の歪感がでました。 おそらく、高域のノイズを抑えるために、各社フルデジタルアンプの出力段の後ろにLC回路でローパスフィルターを組み込んだものと思われます。 Webmaster自作のフルデジタルアンプが何台かあります。 初期のPWMアンプには出力段にLCのローパスフィルターを組み込んであって、後期のPWMアンプからは取りました。 同じデータを2種類のアンプに入れると、LPFがあるときはノイズの代わりに歪み感が出ます。 今回のインターナショナルオーディオショウで聴けた音は、まさにこのLPFを通した音でした。 デモンストレーションしているメーカーも自覚があるらしく、デモ音源は低音を強調したものばかりでした。 オーケストラの太鼓はドンドンと鳴っていましたが、ヴァイオリンのきれいな高音をデモできるブースは皆無でした。 びっくりしたのは、過去にノイズまみれの高音を再生していたTEACやPanasonicもLPFの音がしていたことです。 オーディオショウ向けの特別機種を作ったのか、回路にマイナーチェンジを加えたのかは、区別つきません。 | |||||||||||||||||||||
掲載日2018年2月14日 初出 2018年11月19日 追記 | |||||||||||||||||||||
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