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SONYがディジタルウォークマンの商品化で乗り遅れた件についての考察(1/2)
PRESIDENT Online スペシャル 2016年4月14日 にアクセスできたエントリ
『なぜ、ウォークマンはネット時代に失敗したのか――サイロ・エフェクト』について考察する
記事の主張から中田が『主張の重要部分』と解釈した意見をピックアップする
- SONYがディジタルウォークマンの商品化で乗り遅れた原因は、当時組織が分断されていたため会社全体で最適な判断ができなかったから
- 最近ではタカタのエアバッグ問題や、東芝の会計問題もそう
- SONYやマイクロソフトはクリエイティブな組織が硬直していった
中田は上記の論理に対して大いに疑問に思う
- 確かに創業会長の盛田氏が引退してから、SONYがカンパニー制を採用して分断されたのは事実
- でもSONYに限らず日本企業がMP3プレーヤーで出遅れたのは、CDレーベルから違法コピー対策を強く求められたため
- その証拠に初期の日本製MP3プレーヤーは、パソコン上でCDからダイレクトにリッピングして、MP3やATRACを独自方式で暗号化していた
- コピーフリーのMP3を再生できるプレーヤーを売り始めた韓国製品に負け、その後ブランドイメージで韓国製品を駆逐したApple社にも負けた
- 今でもディジタルテレビやBlu-Rayで似たようなことをやっている テレビの放送方式が国内独自だし、Blu-Rayにはリージョンコードがあるので、かろうじて生き延びている
- SONYが同時に3種類の異なるポータブル・オーディオを売り出したって、全部黒字にできれば株主だって文句を付ける筋合いはない。逆に1種類に絞って赤字になったら、誰が責任とるの? むしろ、PSやPS2のメモリカードがメモリースティックじゃなかった事の方がよほど問題。
- 以下続く