トップ → コンピュータの国 → 雑記帳 → 趣味趣味音響 → DAR-001TGサポートページ → 用語としてDSDを使用しない理由
連載中では、DSDという用語の使用を避けて意図的にΔΣと記述しています。 その理由を書きます。
オーディオの世界で使われるDSDという用語は、SONYの登録商標です。 その原理は、従来からΔΣ変調という名称で知られていました。 ΔΣ方式を考案したのは、日本人研究者です。 記事の中では、ΔΣ方式を考案した研究者に敬意を示す意味で、ΔΣと記述しています。
DSDを取り扱う業界団体が存在します。 業界団体に入らずにDSDという名称を使用すると、SONYではない某社のホームページに 『勝手に登録商標を使用するな』という意味の嫌味を書かれることがあります。 これを避けるために、DSDの名称使用は避けています。
Webmasterの考えでは、DAR-001TGで使用しているLSIのメーカーが商標の使用権を持っているはずなので、使用しても構わないと思うのですが。
webmasterが提出した原稿には、DSDという用語は1回も出てきません。 ところが出版されている雑誌の中では、ΔΣの他にDSDという表記も一部に見られます。 筆者の最終校正の後で編集さんが追加した文章の表記には、DSDという用語が使われてしまっているのです。
2014年12月3日 初出