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聴感上音質向上した...なぜ?
数値シミュレーションを行って、他方式と比較してみた
- 詳細は、もうひとつの論文形式資料を参照されたい
- 聴感上の違いをシミュレーション結果でうまく説明できなかった
仮説
- 今回ソフトウェアで実装した8xオーバー・サンプリング(32ビット浮動小数点演算精度とFIRのタップ数)が、DAC LSI内部の8xオーバー・サンプリング演算精度を超えたのかもしれない
- オーバー・サンプリング結果を最終的にアナログ化するところで精度が確保できたのかもしれない
- 見方を変えると、DAC LSI内部の8xオーバー・サンプリング・フィルターとアナログ化の仕組みは、本方式と比較して精度が低いのではないか?
- 例えば、従来のLSIは16ビット固定小数点演算を短いFIRで使っているとか
- 従来のDAC LSIより音が良いと言われるCHORD HUGOの内部処理はSpartan-6というFPGAを採用して26kタップのFIRを動かしているそうだ。おそらくロー・パス・フィルター高速乗算処理のため、18bit multiplierユニットを使用していると思われるが、本方式は32bit浮動小数点演算。
上記仮説により、最近のハイレゾ・ブーム、自作オーディオ界の流行の一部に説明がつく…次ページへ続く