RaspberryPiの端子にはI2S信号が出ています。 このI2S信号を使ったDACも販売されています。 RspberryPiとDAC基板を接続する際のコツについて記述します。
RaspberryPiはモデル3Bでも5V2Aを必要とします。 割と電力を食います。 実際に使用しながら消費電流を測ってみると、2Aは瞬間的に必要としますが常に大電流が流れているわけでもありません。 ただし、この脈流による電源コンデンサーの電圧変動が、DAC電源に悪影響を及ぼします。
RaspberryPiにI2S DACを接続した時、安定化電源を供給して満足する人がいます。 でも、先に述べたようにRaspberryPiの脈流によって、共通化された電源に悪影響がでます。 そこで、脈流による影響を抑えるために、図のような回路を提案します。 既にwebmasterの手元で動作実績もあります。
安定化電源の出力をRaspberryPiとDACに並列に供給するよりは、ACアダプターで良いので、DACの電源にダイオードとコンデンサーを組み込んで安定化した方が効果的です。
2021年12月29日 初出