コラム アオサギは青くない
アオサギという鳥は
灰色
であって
青
くはありません。何故でしょう。
実は、アオと言う言葉は昔は
青
以外の色を差していたのです。
例えば古典で、「碧丹良し」とか「目に青葉山ホトトギス初鰹」
とかいう表現がありますが、
ここではアオという言葉が
緑
を指しています。交通信号のアオが
青
くないと文句を言う人がいますが、
日本に交通信号が導入された当時はアオという言葉で
緑
を指していたのです。
今では言葉の使い方が変わってしまったので、警察も信号のアオを
青緑
にしています。
そういうわけで、
灰色
のサギをアオサギと呼んでいます。
えっ?おまえの説明ではアオが
緑
を指していたことはわかったが、
灰色
を指すことは納得できないですって?
言葉の意味は上に示したように変わっているので、アオサギの名前が付いたときに
灰色
をアオと呼んでいたのかもしれません。私は古文についてはよく知らないので、
(自慢じゃないが高校時代は古文で赤点を取ったこともある)
これ以上は自分で調べてできれば報告してください。
ちなみに
青
を示す古い言葉は、瑠璃色です。
オオルリ、ルリカケス、ルリビタキなどといった鳥は
青
いです。