1999年の東京港野鳥公園 10月 6

写真6
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カワウです。
カワウがみな同じ方向を向いているのを不思議には思いませんか。 実は、みな危険が迫ったときに逃げやすいように風上を向いているのです。 大型の鳥は、飛び立つときにあまり走ったりしなくてもよいように、 風上に向かって飛び立ちます。 鳥は翼が風を切って浮かび上がるわけですから、 風下に向かって飛び立つよりも風上に向かって飛ぶほうが浮かびやすいのです。 小鳥は体重の割に筋力があるので、風向きに関係なく飛び立つことができます。
ところが、なぜかアオサギだけは風下を向いていることが多いです。 カワウの群れの中にアオサギが入ると一羽だけ向きが違うのでよく目立ちます。 カワウとアオサギが一緒にいるところを見かけたら、その向きに注意してみてください。