Virgin VS

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説明

私は音楽のジャンル分けにはうといのですが、 Virgin VS はブリキロックって言うんですか? 多分このサウンドは彼ら独特のもので、 同じジャンルに分類できるバンドはいないと思います。

一応パンクの中に分類されると思うんですが、 メロディアスなものからタテノリの元気な曲までいろいろあります。 特にメロディアスなものは、 どことなく宮沢憲治の小説を読んでいるような、懐かしさを感じさせます。 ブリキのおもちゃで遊んだ頃を思い出させるから、ブリキロックなんでしょうか? 私がこどもの頃は、 ブリキのおもちゃがちょうどプラスティックに駆逐された頃なので、 ちょっとずれているかな。

歌詞がまた独特です。 懐かしさを感じさせる曲とは別に、タテノリの曲の歌詞はぶっ飛んでいます。 私なんかついて行くだけでせいいっぱい。 でも、彼らが楽しみながら曲を作って、 楽しみながら演奏しているのがこちらまで伝わって来ます。

Virgin VS を有名にしたのは、 アニメ「うる星やつら」の挿入歌に使われたことでしょうね。 放送直後に問い合わせが殺到して、急拠エンディング曲に採用されたとか。 全曲かかった「コズミック・サイクラー」もいい曲だけど、 最後だけかかった「モンテクリスト・ファン・クラブ」 もなかなか捨てがたい。

ヴォーカルのA児(あがた森魚)は、 後から「バンドなんてやるんじゃなかった。」 と言ったそうですが、そんなことはないと思います。 曲の好みは人それぞれですが、 私は「赤色エレジー」より Virgin VS の曲の方が好きですね。

今買うならこの一枚

Virgin VS Virgin (H25K20142) がお勧めなんですが、 中古 CD 屋で見かけることはないです。

私の好きな一曲

ヒロシ君のロンリーローラーです。

2001年6月28日 記


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