up-beat

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説明

up-beat は、私が一番好きなバンドです。

彼らの魅力を要約すると、格好良くて骨があるバンドです。

格好が良いと言っても、「ポパイ」の特集を読んで最新ファッションを追いかけるような格好良さではなく、自分の信念に従ってストイックに生きるスタイルがかもしだす格好良さです。 デコレートされた格好ではなく、スマートな格好良さとでもいいますか。 流行を追わず、時代に流されず、信念を持つけど独り善がりにおちいらず、自分のスタイルでオリジナルの音楽を作りだすのです。

その歌詞がまた格好いい。 失恋の歌も、社会批判も、皮肉でさえ、良くこんな言葉を選べるものだと関心する程の美しい言葉で表現されています。 いやむしろ、言葉が美しいからこそ、失恋の悲しさ、皮肉のキツサが強調されているのかもしれません。 たまには、表現テクニックに懲りすぎて、ダブルミーニングやメタファーが難解すぎたりします。 そういった歌は、まるで聴くものを突き放すような感じもします。 その点はあまり親切ではありませんが、一度ハマってしまうとそこが良かったりもします。

サウンドも一品です。 メロディアスなものからビートのきいたものまでなんでもあり。 ギュンギュン鳴るギターも、 ビートを刻むドラムも一流の演奏で耳に飛びこんで来ます。

惟一惜しまれることは、1995年に解散してしまってもう新曲が聴けないことです。 しかも、レコード会社は全部のCDを絶版にしてしまいました。 こんな素晴しいサウンドに新しいリスナーが出逢えないなんて、音楽業界の損失と言っても良いでしょう。 ECHOES も PERSONZ もレコード会社が廉価版で初期の作品を再版しているのに比べると扱いがぜんぜんちがいます。 「レコード会社が絶版にした音楽は、絶版から5年が過ぎたら自由にコピーしても構わない」 とかいう法律はできませんかね。

今買うならこの一枚

お勧めは、2枚組のベスト盤 up-beat(VICL-40185〜6) です。 まだ、お店に新譜で並んでいるかも。 中古で買うなら、inner ocean(VDR-1404) ですね。入門に最適だと思う。

私の好きな一曲

inner ocean のラストの曲 NEW DREAM です。

解散したメンバーは、今何をしているのでしょうか。 私が知っているのは、ヴォーカルの広石武彦のソロ活動です。 ソロアルバム2枚も買いました。 サウンドは up-beat 後期の続きのように聴こえます。 欲を言うと、もっとメロディアスな曲も歌って欲しいな。

2001年6月26日 記


up-beat のリンク集
広石武彦公式ページ リンクしても良いかどうか質問する相手がいないので、
かってにリンクしちゃいました。
up-beat のファンサイト。up-beat にふさわしくカッコいい。
活動の記録やCDジャケットなどが見られます。
広石武彦ファンサイト


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