スピードに乗ったノイジーなサウンド、 刺激的な歌詞、シャウトするヴォーカル、 これはパンクの王道とでもいいましょうか。いいですねえ。
LAUGHIN' NOSE の魅力は、 サウンドにしても、ビジュアルにしても刺激的の一言に付きます。 へたにヘッドホンで聴こうものなら、頭痛がしそうな程刺激的です。 両方の耳から脳天にグサグサ針が突き刺さるような快感。そこが良いのです。
もちろん、刺激的な歌詞の裏には、 強烈なメッセージが込められています。 しかし刺激的な言葉の羅列のおかげで、メッセージを受け止めにくい気がします。 でも、LAGHIN' NOSE を聴くとき、メッセージを意識する必要はありません。 何回もくり返しくり返し聴いているうちに、 自然と奥底に流れるメッセージにたどり着きます。 こういう世界の作り方は、 実は非常に上手なエンターテイメントじゃないかと、私は思います。
ですから、聴くときもメッセージに集中する必要はありません。 むしろ、CD に合わせてシャウトすることでストレス発散するのが、 正しい LAGHIN' NOSE の楽しみ方じゃないかと思うのです。 そんな楽しみ方をしている音楽ファンは全国にいることでしょう。
PUNK IT UP が聴きやすいかな。多分廃版ですけど。
聖者が街にやってくる です。
2001年8月8日 記