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オーディオ再生に用いられる現行技術
現状、ディジタル音源としてPCM,ΔΣが商業ベースで流通している。
ディジタルの音源を最終的に空気の振動に変換するため、信号をアナログ電力に変換してスピーカーに伝達する。その途中、信号処理に大きな誤差を生じる箇所が以下に示す3箇所あり、最終出力信号の品質低下を招いている。
- D/A変換(ノイズ低減のためLSI外部に接続するアナログLPFを含む)
- アナログ電力増幅
- スピーカーによる電気信号から空気の振動への変換
本発表では、1番目のD/A変換の誤差に着目し、精度向上方法を提案する。
さらに2の品質低下を避けて精度を制御するため、フル・ディジタル方式でPWM変調を行い電圧増幅する方式を採用する。
まず、現行技術説明のため、標準的な再生装置のブロック図を以下に2種類あげる。