通信販売でディジタルオーディオ基板を販売しているELectrArtさんという方がいらっしゃいます。 ElectrArtさんが販売しているUSB Dual Audio基板の新機能に対応したLinux向け再生ソフトを作成しましたので、別ページで配布します。
USB Dual Audio基板は、パソコンとUSB 2.0ハイスピードで接続して、音声を再生するためのハードウェアです。 UDAの出力は、S/PDIFで取り出すか、DAC基板に直接接続します。 UDAをDAC基板に接続したとき、DACにはDSD信号の出力機能があるため、ハードウェア的にはDSD信号が再生可能となります。
しかし、USBオーディオのプロトコルにはDSD信号を送る手順は決められていません。 そこで、ElectrArtさんが工夫して、一般的なオーディオ信号の受信と両立するDSD信号の伝送方法を考案しました。
UDA基板は昨年(2010年)から販売されていますが、この新機能を利用するには、FPGAのプログラミングを差し替えなければなりません。 詳細はElectrArtさんに確認してください。
udaplayは、LinuxからUDA経由で音声を再生するアプリケーションです。
udaplayは、2011年6月現在完成一歩手前の段階です。 完成のためには、徹底的に再生を繰り返さなければなりません。 ElectrArtさんと私の二人では、なかなか試験の時間が確保できません。 そこで、UDA基板ユーザのみなさんにも試験を手伝っていただこうと考えまして、公開β試験を行います。 UDA基板でDSDを再生したい方は、ぜひ公開β試験にご参加ください。 不具合の報告は歓迎します。
対応OS | Ubuntu Linux 10.10以降(多分) 32bit/64bit |
対応ファイルフォーマット | WAV、DSDIFF、WSD、DSF |
再生方式 | ALSA(ビットパーフェクト確認済) |
udaplayは、コマンドラインから使用する再生アプリケーションです。 別ページで配布しているaplayexパッケージの中のXaplayというGUIから、コントロールすることができます。
udaplayのライセンスは、コピー自由、使用は無料とします。 逆アセンブル、逆コンパイルなどリバースエンジニアリングを禁止します。
UDA基板のハードウェアと、udaplayのサポートは完全にわかれています。 ハードウェアのサポートは、ElectrArtさんへご連絡ください。 udaplayのサポートは、 webmaster@nakata-jp.org までご連絡ください。
ちなみに、webmasterはudaplayを作成するにあたって、ElectrArtさんよりUDA基板、DAC基板等の基板を提供していただきましたが、金銭は受け取っておりません。 ボランティアで作業しております。 そのため、サポートのご要望をいただいても、本業を優先するために応答が遅れることがあります。 その旨、ご承知置きください。
となりのページ で配布しているパッケージにudaplayとXaplayが含まれています。
udaplayは、UDA専用の再生プログラムです。 Xaplayのデバイス切り替えを実行しても、udaplayはUDAにしか出力しません。
初出 2011年6月26日