通信販売でディジタルオーディオ基板を販売しているELectrArtさんという方がいらっしゃいます。 ElectrArtさんが販売しているUSB Dual Audio基板の新機能に対応した再生ソフトを作成しましたので、ここで配布します。
2012年3月再生ソフトに改良を加えて、一般の音声デバイスと、多くの圧縮フォーマットに対応しました。 ビットパーフェクト再生アプリの一つとして、使用可能です。
2014年4月 さらに改良を加えて、DoP方式でデルタシグマ信号の再生が可能になりました。
USB Dual Audio基板は、パソコンとUSB 2.0ハイスピードで接続して、音声を再生するためのハードウェアです。 UDAの出力は、S/PDIFで取り出すか、DAC基板に直接接続します。 UDAをDAC基板に接続したとき、DACにはデルタシグマ信号の出力機能があるため、ハードウェア的にはデルタシグマ信号が再生可能となります。
しかし、USBオーディオのプロトコルにはデルタシグマ信号を送る手順は決められていません。 そこで、ElectrArtさんが工夫して、一般的なオーディオ信号の受信と両立するデルタシグマ信号の伝送方法を考案しました。
UDA基板は一昨年(2010年)から販売されていますが、この新機能を利用するには、FPGAのプログラミングを差し替えなければなりません。 詳細はElectrArtさんに確認してください。
UDAPlayerは、Macから一般のサウンドデバイス経由で音声を再生するアプリケーションです。
UDAPlayerは、相変わらず完成一歩手前の段階です。 完成のためには、徹底的に再生を繰り返さなければなりません。 ElectrArtさんと私の二人では、なかなか試験の時間が確保できません。 そこで、UDA基板ユーザのみなさんにも試験を手伝っていただこうと考えまして、公開β試験を行います。 UDA基板およびDoP対応DACでデルタシグマを再生したい方は、ぜひ公開β試験にご参加ください。 不具合の報告は歓迎します。
対応OS | Mac OS X 10.8以降(Mountain Lion, Mavericks, Yosemite) |
対応ファイルフォーマット | WAV、DSDIFF、WSD、DSF、ALAC、FLAC、 etc. |
再生方式 | CoreAudio AUHALモード(ビットパーフェクト確認済) |
も公開中です。
β8版を公開します。
β5版を公開します。
β3版を公開します。
β2版を公開します。
β版を公開します。
Mac版UDAPlayerのメイン画面を示します。
(1) | 再生デバイス名です。 リストから再生デバイスを選択できます。 接続したデバイスがリストに現れない場合は、ストップボタンを押してみて下さい。 |
(2) | 再生関係のボタンです。 CDプレーヤーの感覚で操作してください。 |
(3) | 再生時間の表示です 再生中の曲の先頭から何秒の位置を再生しているかを示します。 |
(4) | バッファの使用率表示です。 バッファのトータルサイズは『設定』メニューから変更できます。 |
(5) | 曲名表示です。 現在再生中の曲のファイル名を表示します。。 |
(6) | 再生準備曲リストです。 MacのFinderからここにファイルをドラッグ&ドロップしてください。 マウスの左クリックで曲を選択できます。 (2)の再生ボタンを押すと、選択した曲から再生が始まります。 リスト中の曲をドラッグ&ドロップして並べ替えることができます。 ヘッダの欄をクリックすると、ファイルが名前の順番にならびます。 ファイルをリストから削除するためには、fn+deleteキーを押してください。 |
pkgファイルをダウンロードして、ダブルクリックしてください。
MacはWindowsと違って、システム共通のアンインストール方法がありません。 お手数ですが、マウス操作で以下に示す2ヶ所のフォルダを削除してください。
MacのCoreAudio,AUHALでビットパーフェクト出力しているので、一点だけ注意してください。 ビットパーフェクトではありますが、排他出力ではありません。 他のアプリが同時にUDAに出力すると、音がミキシングされてしまいます。 他のアプリが同時にUDAに出力しないように、デフォルトの音声出力デバイスをUDA以外に設定してください。 参考画面をつけます。
これはオーディオMIDI設定というアプリで、デフォルトの音声出力を内蔵デバイスに割り当てているところです。 ニコちゃんアイコンとスピーカーアイコンが内蔵デバイスに割り当てられています。 オーディオMIDI設定は、アプリケーションの下のユーティリティーフォルダの中にあります。
この設定は、UDAPlayerを起動する前後に1回だけ実行していただければ、充分です。
デルタシグマファイルの再生時には、いくつかの注意点があります。
UDAPlayer for Macのライセンスは、コピー自由、使用は無料とします。 主な部分の逆アセンブル、逆コンパイルなどリバースエンジニアリングを禁止します。
一部にLGPL 2.1ライセンスのffmpegライブラリを使用しています。 ffmpegライブラリを使用しているffplayは、LGPLライセンスの取り決めにより、リバースエンジニアリングが許可されます。
UDAPlayerを人へ渡す場合には、必ずインストーラーのpkgファイルを渡してください。 インストーラーを用いてインストールしないと、動作しない場合があります。
UDA基板のハードウェアと、UDAPlayerのサポートは完全にわかれています。 ハードウェアのサポートは、ElectrArtさんへご連絡ください。 UDAPlayerのサポートは、 webmaster@nakata-jp.org までご連絡ください。
ちなみに、webmasterはUDAPlayerを作成するにあたって、ElectrArtさんよりUDA基板、DAC基板等の基板を提供していただきましたが、金銭は受け取っておりません。 ボランティアで作業しております。 そのため、サポートのご要望をいただいても、本業を優先するために応答が遅れることがあります。 その旨、ご承知置きください。
対応OS | ファイル | サイズ | バージョン | 日付 |
---|---|---|---|---|
Mac OS 10.6以降 | インストーラーパッケージ UDAPlayer.pkg | 5,242,058 Byte | 公開β8 | 2015年4月29日 |